国語力・読解力・漢字力・集中力・理解力を養います。
速読の訓練は、頭で覚えるものではなく身体で身につけるものです。実際に本を読みながらの訓練となりますので、読書量も増え長い文章にも抵抗なく読むことができるようになります。
実際の訓練では、最初は1倍から1.5倍で主に興味のある物語などを読んでもらいます。独力で読むのと違い、声優の音声がナビゲートしてくれますので、本の嫌いな子、読むのが遅い子でも自然と文章に親しみを持ち、物語の展開にのめりこみます。ここでは、本のすばらしさを体験してもらおうという趣旨もあります。
朗読速度を次第に上げていくと、最初は2.5倍くらいで見失ってしましますが、訓練するにしたがって数ヶ月で5倍くらいの速さで読めるようになります。さらに訓練を積むと8倍くらいでは、普通に理解して読めるようになります。この時点で既に脳は出来あがってきていますので、読み始めから徐々にスピードを上げていくことはせずに、はじめから高速で読むことができます。そして、初めて接する本でも確実に高速で内容を理解できるようになります。
速度5倍以上になりますと、情報は左脳を介さず右脳に直接インプットされるようになります。これは、文字を絵として右脳がとらえるので本の内容や書かれている漢字などを驚くほど記憶していきます。
知らず知らずのうちに文字を高速で追う(1字1字から10~20文字を一時に見れるようになる)ことから、大変な集中力を必要とし、右脳が活性化し、α~θ波の脳波が発生します。速読を終了した後も当分はこのα~θ波の脳波が検出できる症状となるのです。
脳波がα波状態になっている時は非常に集中しています。FC速読の前と後では、正解率に大きく差が出たり、集中力のない子供でも20分集中力が持続したという実例もあります。
8倍以上で読める生徒になると、速読を学習テキストで行うということが可能となります。直接右脳に入力される情報として記憶に残りますので、1日数十分の習慣的勉強で苦労せずに潜在的に記憶していくことが可能です。
FC速読は、自動車の高速道から一般道へのインターチェンジにたとえることができます。高速を走っている時は、脳が高速走行に対応し集中していますが、インターチェンジを通過し、一般道へとはいってくると脳が即座には対応できず、周りの車や景色の移り変わりが妙に遅く感じられ、詳細に見えてきます。これは、FC速読を実施した後に普通の速度で学習した時の「遅い!」という感覚に似ています。また、特に記憶しようともしていないのに、ある場所に歩いていった時の道順を、目をつぶって思い出すことにもたとえられます。誰にも強制されず、自分でも意識していないのに覚えている。これを学習に活用するということです。
音声のナビゲートがなくても速く読めるようになるのか?
訓練を積んでいると、必然的に数個の字をまとめて見、読む癖がついてきます。また、一定速度を超えることで黙読を不可能とした読み方をしています。これを体得すれば、普通に読む時も直接文字を認識する読み方をするようになります。たとえば、「自動車」という文字を見た瞬間に自動車という物体として右脳にイメージが形成されるようになるのです。
一旦覚えた速読の楽さ(普通に読むより楽なのです)は、忘れません。ただし、全く読むことをしなくなった場合はこの限りではないかもしれません。
青葉セミナーハノイ校では随時FC速読の無料体験を承っておりますので、この機会に是非お試しください。